スチームボーイ
(2004)
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蒸気(熱)機関の限界
2004/07/19
by
成層圏
マウスの形が変化することで言葉をしゃべっていることを表現している多くのアニメに比べ、本作は丹念にあごを動かしていて監督のこだわりを感じました。しかし、その他のアニメを見慣れている所為かもしれませんが、あごの動いている様は、何だか大質量の、おまけにフリクションの掛かったものを無理やり動かしているようで、大変なエネルギーを消費している印象がありました。ところが、その動きに被せられる声質は、妙に軽々しくて、セリフの内容自体は大層なことを言っているにもかかわらず、少しもこちらに響いてこない不思議な苛立ちを感じてしまいました。音響的にも(特にセリフですが)妙な安っぽさを感じます。
それにしてもあのメカ、どんな仕組みになっているのでしょう? さっぱりわからない。部分部分は噛み合っているのでしょうが、全体はどうなってるの? 半年くらい前に日経サイエンスで見た、メカのみで成り立つポケット計算機の方が、遥かに構造として正しくもあり魅惑的でもありました。
コントロールルームの仕組みは、NHK「クローズアップ現代」の初期版を思い起こさせました。そう言えば、キャラクターの口の動きは国谷裕子氏を彷彿しました。
スチームボールは、プルトリウムの、ダイリチウム結晶体の、ましてや飛行石の敵ではなかったのでした。
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