スカイ・クロラ コレクターズ・エディション (生産限定) [Blu-ray]
『スカイ・クロラ コレクターズ・エディション (生産限定) [Blu-ray]』を価格比較。★★★☆(67点)『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | 押井 守 |
|---|---|
| 出演 | 菊地凛子, 加瀬 亮, 谷原章介, 栗山千明 |
| 発売日 | 2009年2月25日 |
| 定価 | 43,050円(税込) |
価格比較
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33,670円 (税込) 在庫あり。 |
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売り切れ |
商品詳細情報
| 販売元 | VAP,INC(VAP)(D) |
|---|---|
| 発売日 | 2009年2月25日 |
| ディスク枚数 | 4 |
| 形式 | Blu-ray |
ぴあ映画生活ユーザーによる「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」のレビュー
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鳥のいない世界2008-08-03 by
はなよ
なんてマニアックなの!と苦笑しつつも思わず身を乗り出してスクリーンを覗き込みたくなるほど緻密に描きこまれた背景とメカ。
そしてその緻密さに比べて人物はあえて単純化され最初は不似合いな印象をうけた。でも、現実から乖離した戦争ゲームのコマとして使われるキルドレ達は記号化された存在であり、成長を拒み過去の記憶も失ったまま刹那的に非日常を生きる彼らにはそんな表現が似つかわしい。
押井作品なのに鳥がいない。そして鳥のかわりに戦闘機が飛び交いかりそめの命のやりとりをする世界がある。
戦争のための戦争。戦闘も死も再生もエンドレステープのように繰り返す。
螺旋を描くように少しずつ小さな変化があり、それがスイトのような存在を産み出した。しかし大きな変化に至る道は遠い。
そんな中で、笹倉やフーコ・クスミ、そしてダイナーのマスターといった大人たちが若者を見る視線はとても温かい。キルドレを道具ではなく人として見つめ、傍にいて見守ろうとしている。これは、現代の苦悩する若者に向けた押井守のメッセージかもしれない。 -
朦朧とした世界観2009-06-06 by
睡蓮
アニメ映画を観に行く感覚を持ち合わせていなかったのですが、
観にいってよかったです。
予備知識ゼロで観ました。
とても描写が細やかで、
作者(原作者)が、感覚的にひっかかる点を、
しっかりと丁寧に描き出しています。
観に行って、よかったです。
引き込まれてしまいました。
文章の跡形が、たくさん散りばめられていて、
その空気の感覚が良かったです。
新聞を丁寧に指の腹で折るシーンとか、
描写の細かさがモノを言うシーンが好ましかったです。
圧倒されてしまいました。
アニメでここまで、描けてしまうのは、うまいと思います。
主人公の上司役の、菊地凛子さんが抜群にうまかったと思います。
映画館は、映画を観る前から作品について語れそうに見える、
人ばかりが集っているように思えました。
原作がいいから、多分気になってしまうんだと思う。
後から、残った感覚を転がしながら、
「なんだったんだろう…」
と思っています。
絵に力が無いような、重力が無いような…。
顔色に、生命力を出さない、色調の選び方…。
でも、それすらも、虚実という作品テーマと合致しているので、
観ているうちに、だんだん気にならなくなってしまい、
むしろそれがいいような気になってしまいました。
映画を観た観客でしかないのに、朦朧と彷徨ってしまいそうな映画。
映画ってここまでの力ってあったっけ?
心の中の棚卸に一役買ってくれる、
なんとも不思議な映画です。
色んな重石が取れる気がする…。
観終わった後は、朦朧として情報の(意外な)量に圧倒されるのですが、
しばらくして、すっとさせてくれる。
これは、いい映画ではないかと思います。
私にとっては、掘り出し物でした。
きれいな台詞がありました。
「いつもは何をしてるの?」
「何にも。君に誇れるようなことは、何もしていない。」
刹那主義の一言では語り切れない、一行が混ざっている気がしました。
台詞の輝きが、とても強い。
ここで文章化してみたら、更に強い輝きになった。
作家パワーですね。
私はキャッチコピーを読んで、よく分からなかった。
もしかしたら、
原作の一文をキャッチコピーにした方が、
観る人に訴えかけたんじゃないかと思います。
空を飛ぶシーンはきれいです。
『ナウシカ』の戦闘シーンのみを切り取った感じでしょうか。
ミートパイと珈琲の組み合わせを、
早速食べてみました。
特にいい組み合わせとは思わなかった。
香りや風味の強いもの同士が、けんかしていた。
でも、そこがこの映画っぽい。
晴れた原っぱの延々と広がる空間で、
日がな一日ビールを飲みながら、時間の流れを太陽の光の強さとともに感じる…。
なんだか、よく分かるような気がします。
日の光を頭に感じながら、長く連なっている日常を感じる。
職場独特の倦怠。
"It's my job."
が救われない言葉のように感じられます。
「あなたもキルドレですか?
あなたも煙草を吸うんですね。
煙草を吸わない上司は信用しないようにしているんで。」
「なんの根拠で?」
「何となく。」
という台詞は、
「過去に、煙草を吸う上司を心底信頼した曖昧な記憶があります。」
という意味に取りました。
いや違うかも。
キルドレ達は互いを別人格になっても識別出来るように、
それぞれの癖を覚え、それをつてにして相手を識別しているのだ。
それで、納得がいく。
皆さんが、監督の
「若者(=キルドレ)へのメッセージ」
について語られていますが、私にはわかりませんでした。
けれどキルドレは、
命を売って、記憶を拘束され、人生や成長を持たずに生きるという、
非情な環境に無抵抗に佇んでいる。
loopへの優しいアンチテーゼなのでは、と感じはじめました。
HPによると、
”僕たちによく似た、戦いを選ぶキルドレたち”
という文句が出てきました。
再度観てみました。
一度目と全然感想が違います。
けれど、もやもや感は似ています。
「まるで、浄瑠璃人形を見ているようだな。」
と思いました。
キルドレには、肩の関節や腹筋がないかの様な立ち方でした。
多分、作画で目指すところは、知性を持った人形なんだと思います。
そして、犬やみずきとキルドレ(ユーイチ)が、
楽しそうにくるりと翻りながら走るシーンの重力感の無さは、
一度目同様、不気味でした。
二回目に観て、初めて、
周囲の人間達の笑顔が不気味にしか感じられなくなります。
主人公と上司の横顔も、とても平静な感じには見えないのです。
そんなことも含めて、うまいなとは思います。
また、この作品にとって重要なloopに浸らされてしまいます。
解らないのは、
ティーチャー(最後にはファーザーと呼ばれる)を倒す試みをすると、
「運命みたいなものが変わる」
のか?です。
多分何かが変わったんだと思います。
いや、先にティーチャーに挑んだ湯田川も、舞い戻ってきた。
やっぱり、この試みも無理なのかなぁ。
一番最後のシーンで、
みずきと水素が空を眺めるシーン。
遠方にいるみずきの背丈が大分大きく成長していることを感じました。
この二人は最初から、
手をつなぐといった仲良しらしい一面を主人公に見せてきました。
(キルドレと人間!)
私はここの一瞬のシーンが凄く好きです。
ほんの僅かな描写に、読み取らなければならない情報が相当溢れているからです。
この映画の、好ましい点は、こういった点が多数ある点です。
これが、この映画の変化を一番期待させてくれることだと思います。
みずきは、一人の人間として、いずれは老齢化していく運命だろうからです。
二回目に観た時は、エンドロールに目を離さないお客ばかりでした。
さすがに、皆さん初回ではないのかな。
この画面の左側にある、予告編を観ました。
いい予告ですね。
映画よりも詳しいような。
加瀬亮の声が優しげで、いいです。
スカイクロラのHPの監督の言葉にも、感動しました。
難しく考えすぎていたのかもしれません。
オルゴールの音楽が非常によく、耳に残ります。
テレビの効果音として多用されそう。
サントラ欲しいな。
映画の気分が甦りそうで…。
義理(仕事)のために、(個人的)欲望を犠牲にし、その狭間で心が揺れ動く。
そんな悲劇に苦しむ主人公が嘆くだけで、日本人は満足するらしいです。
落ちとか、結論とかは、不必要らしいです。
最近読んだ、『菊と刀』から。
最近読んだ、
『わたしを離さないで』
という小説に内容がそっくりで驚きました。
テーマ自体が、日本人好みの内容なんだと思う。
原作、読んでないのですが読みたいと思います。
『スカイ・クロラ』
から読めばいい、と人から聞きました。 -
疲れた..2008-07-09 by
試写会3
同じような繰り返しで見るとこなし。
確かに実写らしきものを交えているが、面白みにかける。
尻は痛くなるは、眠たかったです。
きっと寝ていたのでしょう。
試写会に期待していったのにハズレでした。
少なくとも私には合う映画で有りませんでした。
家でテレビでも見ていたほうが良かった。 -
空を這うものたち2008-08-13 by
のびた
ここで戦っている、年をとらない少年たち「キルドレ」は、実際に戦いで命を落とす。いや、戦争で死なない限りは、死ねないのだ。彼らは永遠に戦い続ける運命にある。永遠という単純な生活の繰り返しの中、戦っているときだけが、生きている実感が湧くのだ。死の危険がない世界では、生きている実感は掴めないのか。今、長く続いている平和な日本の若者たちは、生きているという実感があるのだろうか。どういう時にの生きている、と感じるのだろうか。意味のない殺人や自殺が多い昨今、限りある命で生きるということは、どういうことなのか。
昔は家の中で死んでいた人間は、今ではほとんどが病院で死ぬ。我々は、どんどん死から遠ざけられている。身内の死さえ、バーチャルなものだと思えてくる。現代人は人の死と、滅多なことでは、向き合うことがなくなってきている。現代の若者は、死というものが何を意味するのか分からないのではないか。もしかしたら人は死なないと、思ってはいないか。ゲームみたいにまた生き返ると思ってはいないか。
この映画の中で死なない子供たちは、現代の若者の考えと、同じ地平に立っているようにも感じる。現代人も頭の中では不死なのだろう。
映画の中では、ティーチャーという、絶対に倒せない“大人の敵”が登場する。キルドレたちは、この敵を倒すことにょって、何かが変わるかもしれないと、果敢に挑んでいく。
「いつも通る道でも 違うところを踏んで歩くことができる
いつも通る道だからといって 景色は同じじゃない」
変われない彼らは、だからこそ変化を求めている。それが本当に生きている実感を掴むための、最初の一歩でもあるかのように。なんども繰り返される人生の、その一つ一つに少しでも変化をつけたいと、あがいている。微妙な変化でも、積み重なれば、新しい胎動を生むかもしれない。
平和な時代に生きている日本人は、生きているという実感を感じられないという点で、不幸なのだろうか。平和過ぎるから、意味の見えない殺人が起こるのだろうか。人は殺戮の歴史から、抜け出すことはできないのだろうか。
だからといって、この映画は決して戦いを奨励しているのではない。そこを読み間違うと、えらいことになる。永遠の平和を掴んだ世界で、永遠に戦い続けるキルドレたちの、少しでも変えようとするいじらしいほどの抵抗に、我々は何を見いだせるのか、考えるべきではないだろうか。平凡な平和な暮らしの中にも、毎回少しずつの変化はあるはずだ。同じような一日でも、昨日と今日ではどこかが違う。昨日の自分と今日の自分でも、その間に何かを経験していれば、ほんの少しだけかもしれないが、変化が生じているはずだ。
この映画から、そんなメッセージが聞こえてこないだろうか。よく耳を澄ませてほしい。そして自分の中の本心にも、もう一度向き合って、本当の自分の声にも、耳を澄ませてほしい。 -
CGが綺麗なだけのクソゲーの様な2008-09-14 by
でるた
CGが綺麗なだけのクソゲーの様な印象受けました
いくら細密なグラフックでも内容がつまらなければ
1時間もプレイしないうちにお蔵入りするようなゲームありますよね?
プロペラが止まる廻るシーンが多かったけどあれは意味あんの?カット数稼ぎじゃね?
原作とかまったく知らずに見てきたけどなんで企業同士が戦争してるのかもわからんしその説明も無い
原作好きで押井氏が大好きな人のためだけの映画ですか? -
バーチャルに抗う方法A2008-08-28 by
アキラ
ジャパニメーションを代表するヒットメーカー宮崎と押井の新作をハシゴ。表面的にはこっちはCG技術使いまくりでアナログとは程遠い世界に見えるが試みの根底は宮崎氏の新作に非常に近い印象を受けました。バーチャル世代に生じた歪みへの危機感はジャパニメーション全体に共通しているのかもしれない。最近の相次ぐ通り魔事件で我々の世代にマスコミは「出口なき世代」のレッテルを貼った。「人を殺してみたい」「両親を困らせたかった」実感のない理屈で自然な衝動が眠らされ続け、ある日突然ぱちんと弾ける。押井監督が描き出すキルドレとはまるで衝動を忘れ永遠に続くかのようなバーチャルな日常を抜け出せずにいる我々の世代を象徴するかのよう。大人に失望した我々の世代の出口のなさをそのままバーチャルな世界に投影したかのような内容。宮崎監督が脱却を描くなら押井監督は現状自体を批判的に描いたって印象。
殺しに至る愛のドラマって意味では『人狼』の方がストレートで良かったけど、これは逆にストレートになり切れない所に時代の闇を感じさせてくれます。新聞紙を折り畳む仕草。同じ席で前任者がやっていたのと全く同じ仕草。何かが大きく動いているはずなのに何ら変わらない日常。見方を変えた所で出口なんてない。自分すらも見えないままに同じ事を繰り返す。我々の精神構造がいかに病的か象徴的に表れています。個人的には宮崎監督の方法よりも押井監督の方法により強く危機感を煽られました。キルドレと同様に我々も企業の傘下で自由競争という名の潰し合いをして情婦を抱きニヒリスト気取って大人の真似事をしてみた所で何かを成している実感が得られないまま日常に埋没して思考停止。淡い幻想に守られ続ける。残念ながら我々の世代はこうなってしまった。守られたまま何かを背負う覚悟もなく薄っぺらい。押井監督自身も昔から一貫して語っている通り彼にとっての海外とはポーランドと大英帝国。彼が好む情景は鉛のような厚い雲に覆われた空から注ぐ陰鬱な雨。相変わらずの陰鬱さで描き出されるのは現代の暗い世相そのもの。 -
女優を起用はね2008-08-05 by
mode99
ストーリー的には単純でキルドレの切なさと不安について描かれているので、その世界観を把握してみていなとよく分からないことになってしまうのだろう。ストーリー中で丁寧に説明してくれるわけでもないし。原作読んでからまたみたいな。まあ、ほろりとくるところもあり、自分的にはオモシロかったわけだ。しかし、見入っていると興ざめしてしてしまうのが、草薙水素役の菊地凛子さんの演技。ちょっと棒読みすぎてがっかり。最近よく思うのが、女優起用のアニメが増えてきているように思えてがっかりしている。とくに宮崎アニメ。自分は声優を特別支持するタイプではないが、やはり餅は餅屋であるなと。姿形が見える演技をベースでキャリアをつまれている方の戸惑いみたいなもんなのでしょうか。
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自己満足ですか2009-01-23 by
わし
かつての震電のような機体を使って「戦争」をする人工の若者。
彼らは死んでも、違う人間として再生し、また戦う。
この設定は悪くはないが観ていてダレる。
テンポが悪く、盛り上がりに欠ける。
加えて肝心の空中戦シーンも迫力が無い。
監督の自己満足映画。 -
輪の外に出る、それが先決。で、それは実は意外に... 2009-07-17 by
元祖!素朴な意見
最近、日本のアニメ作品をレンタルDVDにて立て続けに何本か見ました。
エクスマキナとか、この作品とかです。
第一感で思ったことは、作り手の考えが絵ばっかりに集中しているようで、オハナシにはほとんど頭を働かせていない、ということです。
ですから私などからすると、とても退屈なアニメということになってしまいます。
この作品について言えば、必要な説明が圧倒的に不足しているため「ただ雰囲気だけの物語である」と強く感じます。
この作品を見ての第一感の感想を一言で書くと、
「カンナミ、なぜお前はフーコのヒモになれない?」
でしたね。
私(現在40代半ば)たちより前の世代のオトナたちは、場合によっては「娼婦のヒモ」になるなどして「私から見て、どうしても抜け出せないとしか思えない輪」から、楽々と抜け出していたように思います。
この映画に描かれている「どうしても抜け出せないとしか思えない輪」は、輪廻転生などといった「命の掟」のようなモノではありません。「自分の意志で簡単に抜け出せる」はずの、人が作った輪に過ぎないとしか思えません。
「死を身近に感じることでしか生を実感できない」という理由から戦闘機に乗るのか?それとも会社(社会)の規則だから乗るのか?
自分の行動の源がそのどちらなのか?その辺りの問題を判然とさせないまま、ティーチャーやお父さんのせいにしてはいけません。
ましてや、殺そうとしたりなどするのは言語同断です。
ティーチャーに対して「NO!」の意思表示をしたいだけならば、それこそ方法は無数にあります。「ヒモ」もその一つです。
この作品のメッセージがもし私が今書いたようなモノなのだとしたら、そんなメッセージは、押井守さんの世代から今の若者へ送るべきメッセージでは断じてありません。
学校の窓ガラスを割ったところで何も変わらないなんてことは、今の中学生にも分かり切っているはずです。
問題の所在を明確にしないまま「何となく」「雰囲気で」生や死を考えてはいけません。
それよりも「なぜボクは戦闘機を降りることができないのか?」「フーコのヒモではなぜダメなのか?」「なぜダメだと感じるのか?」
生や死、輪廻転生などのことを考えるのは、その疑問に答えが出た後のことでしょう。
現代の若者に送るべきメッセージは、「まず、戦闘機を降りろ!」でしょう。ティーチャーなど無視です。
ま、いずれにせよ、生死の問題と社会の問題という、全然関係のない問題を一緒くたに考えるのは大変に危険だと思いました。
そんなんがこの作品への私の感想です。
このアニメのキャラの中で、唯一共感を覚え、親しみを強く感じたのは「トキノ」ですね。
仕事は仕事、自分は自分、の自然体が非常に良い感じでした。 -
若者たちの空虚な戦い2009-02-04 by
むぎわら帽子のジミー
大人にならず、老死することのない "キルドレ" が、戦闘機のパイロットに搭乗して戦う物語です。
予告編を観たとき、押井作品としては「久しぶりにまともだなぁ」と思ってしまいました。おじさんが出て来ない。若い男女が主人公で、ストーリーも予定調和っぽそう。絵柄もいままでとは違う。何か新しい一面が観られるかもしれないという期待がありました。
実際に観賞すると、退屈な話です。キルドレが大人にならない理由は追求してくれないし、戦場を舞台にしているわりには緊張がない。しかし、これは今の日本人が送っている日常そのものかもしれません。厳しい競争社会で生きているのに、なんとなく毎日が過ぎていくだけで、死が身近に感じられない...
テーマはわからないでもないのですが、もうひとつ引き込まれるものがない。技術的にもそれほど革新的なものはないようだし。過去の押井作品はもっと夢中で観られたのになぁ...と思うと残念。
2008/08/03 TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ(Pre.2)

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