光州5・18 コレクターズ・エディション [DVD]

『光州5・18 コレクターズ・エディション [DVD]』を価格比較。★★★☆(73点)『光州5・18』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

光州5・18 コレクターズ・エディション [DVD]
72点
監督 キム・ジフン
出演 イ・ジュンギ, キム・サンギョン, イ・ヨウォン, アン・ソンギ, パク・チョルミン
発売日 2008年12月5日
定価 6,090円(税込)

 

価格比較

光州5・18 コレクターズ・エディション [DVD] 5,481円 (税込)
在庫あり。
Amazonで買う
光州5・18 コレクターズ・エディション [DVD] 5,481円 (税込)
送料無料
楽天市場で買う

 

商品詳細情報

販売元 角川エンタテインメント
発売日 2008年12月5日
リージョン 2
ディスク枚数 2
形式 DVD

ぴあ映画生活ユーザーによる「光州5・18」のレビュー

  • 100点 「戦場でワルツを」に勝るとも劣らない悲劇。

    2010-03-05  by パイプオルガン

    1980年、私が生まれるほんの1年前に韓国で起きた「光州5・18」事件の5月の10日間を描いた作品。映画の前半は主人公を演じるキム・サンギョンと学業成績優秀な弟イ・ジュンギとの微笑ましいやり取りや、ナースに恋心を寄せる様子が素朴に描かれ、新緑が眩しい長閑な風景の中での三人がユーモラスに描写されます。心優しく純朴で、世事には疎い三人の青年。1980年5月18日に真面目で普通の三人を巻き込んだ「光州5・18」事件が起きてしまいます。主人公の人生全てが崩壊した「光州5・18」事件は、涙なくしては観ることが出来ません。5月の10日間のある日、役所の前でデモ行進をしていた市民たちは、戒厳令を撤収させると発表した知事の声明に歓喜し、信頼している国家“韓国”の国歌を誇らしげに斉唱します。しかし…その次の画面の凄惨さはイスラエル映画の「戦場でワルツを」に勝るとも劣りません。映画ならではの再現力に、私は茫然自失の状態にされました。光州市民の闘いはここから先鋭化されていきますが、軍隊と言う国家暴力の前にはあまりにも無力です。
    キム・ジフン監督は「光州5・18」事件の悲しみを、ラストの婚礼写真で、深く、静かに、鮮やかに表現。咽元を過ぎて風化されつつあった5月の10日間を描いた意味は、犠牲者へのレクイエムとしても大きく、涙にくれながら、国家権力の横暴に立ち向かった光州の人々の勇気と無念に私は深く思いを馳せました。
    この映画は娯楽作品に徹して、勤勉実直な青年を主人公に据えることで「光州5・18」事件の理不尽さを分かりやすく伝えてくれました。そのお陰で、私が小学校3年生のときに起きた中国・天安門事件のことを詳しく調べるきっかけにもなりました。この映画を製作・公開することで韓国が近代国家への道を一歩前進したことを確認しましたが、中国は天安門事件の真実を描いた映画をいつ製作・公開するのでしょうか。

  • 90点 歴史に向き合うことの大切さ

    2008-06-17  by tamakazu

    ボクは今でも鮮明に思い出せる。'82年の春、大学に入ったばかりのボクの眼に飛び込んできた“5・18 光州市民・学生蜂起に連帯せよ!”の文字・・・学生会館の壁に大きく赤く激しく描き殴られていた(かと言って特別学生運動が盛んではなく、ごく普通の日本の大学でした)。
    だから、この物語はもう歴史になったのか?と思えるほどの生々しいほど記憶がボクにはある。この事件が起きてから、たかが28年である(でも20歳代以下の方には充分昔でしょうね)。そして当時この事件はほとんど報道されず、歴史の禁忌項目のように封印されてきた(現地が封鎖されていたし、韓国では言論統制もされていた時代)。
    そういう意味でこの映画をぜひ観たいという気持ちとがっかりしたらどうしよう、というなんだか不安な気持ちを抱きながら観ることになった。
    はたして映画は崇高なヒューマンドラマになっていた。政治を声高に叫ぶ訳でもなく、純粋に人間らしい対応を求めた市民の闘いとしてさりげなく物語っている。映画はあくまで見世物だから事実とは違うだろうし、かつ結末が悲劇になることを知っていても、それを受け入れながらもこの映画はとても素敵な物語になっていた。ボクはこんな映画を作れる国は立派だと思うし、自らの国の恥部を見つめようとする国民も素晴らしいと思う。
    この映画であぶり出される軍隊の非情と正義の脆弱さ、韓国はこの事件をどうやって克服したのだろうか?韓国でいま政権交代があることを羨ましく思い、光州で倒れた人たちがきっとどこかでそれを慶(よろこ)んでいるように思えてならない。

  • 70点 繰り返される殺戮の歴史

    2008-06-17  by のびた

    冒頭、かなりのんびりした雰囲気で、ベタな恋愛指南と、お笑いが展開していく。今時、こんな内容の映画でいいのかと、少しガッカリしていたのだが、物語が進展していくにつれ、段々笑えない現実が、登場人物たちに襲いかかってくる。

    光州事件である。

    この事件は当初、マスメディアの情報操作によって、正しく報道されず、海外メディアによって、事件は初めて公にされた。

    僕は、映画の中に繰り広げられる、この軍の弾圧を、茫然と見ていた。そのデモの学生も、そこにたまたま居合わせただけの一般市民も、無差別に棒で容赦なく殴り続ける。同じ韓国人でありながら、それも上からの命令であっても、どうして、あそこまで残虐になれるのか。人間の恐ろしさをまざまざと見せつけられ思いだ。

    これが軍のすることなのか。
    バカな人間に、権力と武器を持たせると、どうしても使いたくなるらしい。

    軍の無謀な攻撃に、耐えかねた市民が、やがて立ち上がり、自衛軍を結成して、対抗する。韓国には徴兵制があるので、市民もまた、戦えるのだ。
    それにしても、戒厳軍の中にも、ついこの間まで一般市民だった人もいたのではないだろうか。そちらからの視点は全くなく、だだの殺戮マシーンと化し、黙々と市民を攻撃する様は、個性を殺された印象で、かえって怖いのかも知れない。軍隊側の人間にも、躊躇する様があってもよくはないだろうか。あまりにも、非人間的過ぎたようにも思われた。

    冒頭から登場している、コメディ・リリーフの二人組がいたが、この人たち、物語が深刻さを増しても、ふざけているのが、少し気になった。ある程度の時期が過ぎたら、もう真面目にやってくれてもいいと思う。
    ものには、潮時がある。

    それにしても、この事件。何となく聞いたことがある気がする程度で、内容は殆ど知らなかった。世界の様々な国の映画を見ては、ついこの間まで行われていた非道の数々を知る。

    このように市民が血を流さなければ、平和というものは訪れないものなのだろうか。平和とは、市民が自らの手で、勝ち取らなければならないものなのだろうか。世界中が平和で当たり前の時代は、この地球上に訪れるのだろうか。

    人類は、数々の戦いの歴史から、何も学んでいない。これが人間の業というものなのか。

  • 80点 遠くない昔の隣国でのお話

    2009-02-24  by エスプリ

    ジョン・レノンが凶弾に倒れた1980年、韓国の南部の町・光州。この街で5月14日から27日までに起こった「光州事件」民衆を巻き込んでの血を血で洗う、その10日間を描いた映...。
    今現在でもこの光州事件によって犠牲になった人の数は正確になっていない(民衆の死者200余名)。これまでに光州事件を扱ったものはあれど、いずれも断片的らしく、事件後27年後を経て、ようやく光が当たった事件だという。長い間タブーとされた事変であったため、これほどストレートなのは貴重だと。

    緑が茂り、いつもある日常が幸せだったと思わされる。ミヌとジヌという兄弟の平穏な暮らしも例外なく事件の渦中に・・親代わりに面倒見てきた弟を、幸せな青春を過ごす弟を、あっけなくも無惨に殺されてしまった兄の悲壮な決意には感動する。
    衝撃な描写が多く、やや<過ぎる?ほどに見応えはあるが…一介の、民衆の目を通して力強く訴える姿勢に説得力充分。

    劇中の韓国的な笑いの要素が私的にはあまり得意でなく、ジヌの学校生活、フンスが部隊を除隊した要素など盛り込まれたら、当時、この事件が持った軍事性、学生の思想等がもっと理解できたかもしれません。しかしそれを抜きにしても、この映画の持つメッセージ性は強い、武力で人や思想を弾圧しようとする、そこには必ず歪みや反目する意識が高まるということ。フンスが軍の上層部に残す言葉にそれらは集約されています。
    何も生み出さない「殺し合い」というものを、いたずらに繰り返してしまう人間の愚かしさをこの作品でも感じずにはいられませんでした...。

  • 90点 一リットルの涙!

    2008-04-29  by サザエさん

    試写会で観て来ました。
    この映画は、1980年に韓国・光州で起こった
    実話です。未だ28年前の出来事です。
    内容的には、重いテーマですが、そこは韓国映画
    笑わせてくれるシーンも、少し織り込まれています。
    愛する家族・恋人・を守る為に、戦う市民!!
    そして、それぞれのストーリー!
    とても切なく、心震え、止めどなく涙が溢れてきます。
    父親フンス役のアン・ソンギさんが、とても渋くて素敵でした。
    この映画の半分以上は銃撃戦のシーンになっているので、苦手の方にはNGかも知れません。
    この映画の予告編でも流れているイメージソング
    Message、出来ればエンドロール、差し替えて流して欲しかった。心揺さぶられる素敵な歌です。
    韓国で起きた光州事件、映画を通して初めて知り、いろいろと考えさせられました。私的には、この映画、秀作だと思います。

  • 40点 露骨

    2008-05-15  by GOGO夕張

    実話だそうだ。
    確かに驚きではある。

    館内は女性がほとんどだった。
    すすり泣きがあちらこちらから聞こえてくる。

    序盤ぬるい感じが続く。
    そしてここで泣けといわんばかりの露骨な演出にまみれ始め辟易する。

    終始物語に入り込む事は出来なかった。

    タイトルや予告を観る限り良さそうかもと思って観たが韓流大好きおばさんが喜びそうな作品だった。
    なんだか騙された気分だった。

    館内のすすり泣きは一体?
    在日の方か?韓国の方か?
    もし日本人だとしたら何でこんなに…。
    薄っぺらいぞ!

    うんこついたタクシードライバーが竹中直人に見えて仕方なかった。

  • 90点 実際にあったなんて

    2008-05-12  by lady77

    1980年5月18日 韓国・光州市で実際にあった衝撃の事件。
    韓国でこんなにも熱く激しい民主化革命が起こっていたなんてこの映画を観るまで全く知りませんでした。
    しかもまるで北朝鮮のようにメディア操作をしてその事件を海外に正確に伝えなかったなんてとても信じられません。
    もうちょっと早く海外メディアの外信を世界に向けて発信していたら あのような結末にはならなかったのではないだろうか。
    軍から仕掛けたはずなのに売国奴と呼ばれた民衆は最後まで『僕達は売国奴ではない!』と叫んで死んでいき無念だったのではないだろうか。
    と悔しくて悔しくて腹が立ってきました。

    とにもかくにも事実を知るという事はとても大切な事です。

  • 100点 観てて涙が出てまいりました……

    2008-05-11  by 未登録ユーザどとうとしや

    実際に起こった光州での韓国軍による学生市民虐殺事件、そして兵役経験者が多くいる市民らによる武装決起とその「終結」、すごく目がうるむ思いであります。
    主人公の元海兵隊所属のタクシー運転手が、デモに参加した弟を小突くシーンがありましたが、その運転手も弟の死や市民に自動小銃を乱射する韓国軍を前に銃をとってしまいます。
    「市民軍」組織の予備役大佐のタクシー会社社長の存在感がすごく印象的でした。
    ただ、どこまで事実か分かりませんが、脚色化があったとしても、取材に基づいたものであり、学生市民への死亡者多数が出る弾圧および市民らによる武装蜂起という点は違ってないはずです。
    この映画に対して批判的な野次馬の人の文章も目にしましたが、実際に起こった光州事件を映画化されたということはすごく意義深いことであることを強調したいと思います。

  • 50点 運転手と看護婦

    2010-01-04  by アキラ

    社会派というより純粋に悲劇。私の中で社会派というと現代的で多義的って定義がある。例えば典型的なのは『ドイツ零年』とか。とある少年が自殺するまでの過程を辿るだけの内容なんだけど、そこには当時のファシズム敗北後の歪んだ思想性があり、それをロッセリーニは無感情に誇張する事なく、いかにもネオレアレズモ的に見せる。これこそ純粋に時代に疑問を投げかける社会派。それに対し、この作品(この手の作品)は過去の事件による犠牲者たちのドラマを作る側の勝手な感情で分り易くまとめているだけ。良し悪しは別としてジャンルとしては私の中では悲劇なのです。共産主義蔓延の阻止。北側スパイの摘発。それを建前にクーデターを企む軍部。その暴走による犠牲者たちの理不尽に握り潰された幸せな日々。

    タクシー運転手ミヌと看護婦シネを中心にミヌの同僚とその客、元軍人であるシネの父、ミヌの弟とそのクラスメート、ミヌが出会った息子を待ち続ける盲目の夫人などの群像劇。それぞれの悲しみを描くという意味で実にしっかりと伏線を組んでいます。それぞれのドラマや行動の中に笑いの要素があるって所も効果的。ミヌの同僚にからかわれて兵士たちが思わず笑ってしまうという少し軍人たちの中にも人情を感じさせるシーンは、その後の冷酷無比な虐殺との対比でなかなかショッキングな効果をあげています、つまり市民とあまり変わらない血の通った普通の人間が命令ひとつで残酷になれてしまうってな論旨。冒頭で北へ進攻するはずが、なぜ南に向っているのかってシーンがあるけれど、そういう軍人側の動揺や苦悩って部分ももっと描き込まれたら、悲劇としてももっと効果的にできそうです。多義的ではなくても多面的にする事はできる。どうも時事モノは被害者側だけの感情では物足りない。

  • 80点 一方的な暴力

    2009-01-04  by トラップ大佐

    まずはこんなむごい事件が数十年前にあったことに驚く。当時のニュース等で知っていてもおかしくないのに情けないけど今回初耳の事件でした。なんで同じ国の人達が殺し合わなければならないのか。歴史的な事実を短い時間で表現しているせいか、あまりにも一方的な暴力で軍隊が学生を殺戮する姿が信じられないし現実離れしているように思ってしまう。大げさでない真実の出来事なのか、演出ト脚本ガ悪いのかよくわからない。いったい何人の人間が殺されたのか。日本でいうと東大安田講堂に学生が立て篭もったのを機動隊が制圧したのと同じような時代背景なのかな。最初のタクシーが緑の並木道を走るシーンはとても牧歌的で良かった。ヒロインの女性はともさかりえが年をとって病弱になったような感じ。美人薄命という言葉が似合いそうな女優でした。

この他のレビュー閲覧やレビューの投稿は 光州5・18の作品ページ へどうぞ
Twitter公式ナビゲーター twinavi
雑誌ぴあ連動 オフシアター&インデックスダウンロード