ウォーリー
(2008)
»レビュー
上質な映画
2008/08/04
by
かーぼうい
いやはや、びっくりするほど、上質な映画でした。アメリカ人というやつは、いいかげんなようでいて、時々こんな風にびっくりするほどスゴイモノを作ってしまうからあなどれません。この映画の質の高さの、まあ見事なこと。私はシカゴ郊外の映画館で見たのですが、映画が終わったあと拍手が巻き起こるのをひさしぶりに観ました。もちろん私も拍手しましたとも。
鑑賞中、なんども涙が出そうになりました。それは、なんというか、WALL-Eがかわいそうだとか、けなげだとか、といった理由ではないのです。そうではなく、「ああ、私は、なんといいものを観ることができたのだろう」という、感謝の心からです。製作スタッフの志の高さ、いいものを作ろうという熱意、練り上げられたシナリオの見事さ、すべてが「上質」であると思います。
こんな「上質」なものを、昨今見ることは、映画だけでなく、きわめてまれです。私自身がしている仕事を振り返り、忸怩たる思いです。
作品としての質の高さ、質感を実写以上に感じさせるCG技術の素晴らしさ、そして何度も爆笑をさそうコメディとしての上質さ(実はこれが一番難しいと思う)。いずれも超一級品です。
この映画を、リアルタイムで、劇場で見ることができた幸運を、今かみしめています。
この映画を観ようかどうしようか迷っている方へ。絶対のお勧めです。
この映画は、アカデミー賞作品賞を受賞する、史上初のアニメ映画になるかもしれません。
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