ジュウブンノキュウ
(2005)
»ぴあレビュー
シチュエーション・ミステリー誕生
2006/09/17 (日) written by 山口仁美
記憶の空白に誰かがいる……。謎めいた展開とダイアローグの魅力に満ちた、シチュエーション・ミステリー!

●解説●
新設された映画製作会社「サラマンドラ・ピクチャーズ」の第一回作品。『トリック』、『枕草子』など話題作の助監督を務めた東條政利を監督に起用。『カミュなんて知らない』の中泉英雄、『チルソクの夏』の鈴木淳評ら“本格セリフ劇”をこなすことができる新進俳優たちが厳選され、“日本発・世界基準”の映画が誕生した。

●物語●
送り主不明の一通の手紙に誘われて、かつての高校野球部メンバー9人が7年ぶりに再会した。近況報告やくだらないネタで盛り上がるが、昔話を語り始めるとどこか辻褄が合わない。さらに、タイムカプセルを開けようとすると、9人の鍵で閉められているはずの箱になぜか10個の鍵穴があった。9人は10個目の鍵の謎を探ろうとする。

●映画生活特派員 山口仁美のオススメポイント!!●
斬新なシチュエーション・ミステリー。シンプルな“会話劇”だからこそ演技力が試される作品に新進気鋭の若手俳優達が挑んでいる。お調子者がいたり、頼りない者がいたり、実際の部活を思い起こさせ、どこか懐かしい気持ちになれる。10個目の鍵穴の謎は何なのか……。何気ない会話に大きなヒントが隠されているので最初から最後まで気が抜けない。不思議な結末にはあらゆる想像がめぐらされる……。エンドロール後もお見逃しなく!!
また、新進気鋭の映像クリエイター、脚本家、俳優などが手がける未公開映像作品が無料で楽しめるコンテンツサイト「CCBB.TV」では、本作の本編映像の一部や、ブログなども公開中。
「CCBB.TV」

特集@ぴあ映画生活へ戻る


